エンジン不調で預かって来ました。
オシロスコープでインジェクターの波形を確認すると、インジェクターのON/OFFが無い。燃料を全開で吹いている状態。
これではスパークプラグもビチャビチャにカブってしまう。
全てのシリンダーの波形を確認すると、No-2、No-3、No-4シリンダーが全く同じダメな波形。
正常なのはNo-1、No-5、No-6のみ・・・結果として6気筒エンジンが3気筒エンジンと化してます。
インジェクター側で配線抵抗を調べると、正常なところは25Ω前後、ダメなところは5Ω前後ユニットの中で何かが起こっている。
インジェクターからECU間のハーネスを点検してユニット故障を決めつけたいと開けた所
焦げている箇所がインジェクターのコントロール回路のピン位置です。
もうこうなってしまったら、完全にアウトです。
水が上がった原因は、電動サーモスタットのピン型の水リーク。防水カプラーの欠点で、外に漏れだせない代わりにハーネスをのぼりつめて、解放された場所がECU。
ハーネス交換、サーモスタット交換、ECU交換・・・総額・・・幾らでしょう?多分、相当額行きます。
複数のエラーが入っていたのもこれを見たら、納得です。
他にも支障が出てくる可能性がアリアリです。
配線用ビニールコードの中を、毛管現象で水が上ってくるのでしょうか? 水は電気を通してしまうので、本当に困った故障ですね。
吉松さん>
その通りです。
水はどうにもなりません。錆びるし、ショートするし…。
今回はユニット内部まで破損する結果になってしまいました。
オイル上がりの方が救い様が有りますね。
上がる原因だけ直せば大半は復帰出来ますから。
水は殆どが復帰不能です。
防水カプラーになった事の弊害です。
昔ながらのオープンタイプだったら問題箇所から漏れてきて、弊害は最小限で済みましたね。
お世話になります。
うちも ドレイン内にあるECU回り こんど診て下さいまし
たけちゃんさん>
最近の車は外部からの水没はほぼなくなりましたね。
水温センサー・サーモスタットからの水侵入とオイルプレッシャーセンサーからのオイル侵入と・・・困ったもんです。
考えように寄ったら、定期的にセンサーを交換したらいいのかもしれません。