安電流が出てバッテリーが上がる症状は原因の場所を特定するのが結構厄介です。
それでも常時、安電流が出てるのものは比較的探しやすいのですが、今回の様に出たり出なかったり。
しかも、いつ症状が出るか分からないのは更に厄介。

FSAでは24時間の暗電流測定が出来ますが、結局のところ暗電流出てたね。が結論で場所は手探り。
今回も深夜に症状が出ていて、会社に出勤した時には通常の電流値と、ホントに厄介者。

それでも、運良く症状が出るタイミングを捉える事が出来、何とか原因にたどり着きました。
下の画像は一部抜粋した暗電流の測定画面。
今回のは暗電流と言う数値は遥かに超えて、最大では12Aも流れる事も・・・
これでは一晩でバッテリーがあがってしまっても仕方ないです。

WS000037

 

 

で、原因はこいつ。
A/Cブロアモーターのレジスタ。正確にはファイナルステージコントローラー。
ファンスピードがコントロール出来ないと言う症状で良く壊れる部品なので、今更目新しくはないんですが、これが原因でのバッテリー上がりは初めて。
ディーラーさんでは有る症例かもしれませんが・・・。
左側が新品で右側がダメなやつ。
右側の形した奴はホントにダメダメです。ほぼ壊れますね。

20130301_190955

24時間測定すると下の様な結果シートを出力可能です。
FSAで測定可能なデータは全て出力可能です。オルタネーター波形、点火波形、センサー波形と・・・
SDLもそうですがユーザーの方が確認出来る診断はこれから必要になってくると思います。
そうする事で、お互いが納得出来る診断と結果に繋がります。
DOC130301-20130301131652